2011年10月22日

インディカーシリーズ2011 最終戦


みなさま、こんにちは。Timです。
忘れられない1戦となったOct.16(現地時間)から、まもなく、1週間が経とうとしてます。





ここをごらんの方の中にはすでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、インディ・カーシリーズ最終戦ラスベガスで多重クラッシュが発生し、ダン・ウェルドン選手が命を落としました。
レース開始後、わずか11周目に発生した大事故。
結果として15台が巻き込まれた文字通りの多重事故で、本当にひどい、ショッキングなアクシデントでした。

最終戦、なおかつ久しぶりのラスベガス復活ということで楽しみにしていた今回のレース。今回はGAORAで生中継があったのでますます楽しみで、日本時間の月曜日朝4時からの放送にも関わらず、眠い目をこすりながら4時からテレビを見ていました。

ところが。
レース開始を知らせるグリーンフラッグが振られてからわずか11周。まだレースが始まったばかりの時に次々とコース上でマシンがクラッシュ。マシンや破片が宙を舞い、あちこちで炎が上がり、本当に、さながら地獄絵そのものでした。あとでウィル・パワーの車載映像が流されましたが、あの事故で無事だったのは奇跡としかいいようがない、そんなひどい事故でした。

レースは直後に赤旗となり、中断。
すぐに救出活動が開始され各ドライバーの無事が確認されていく中、ダン・ウェルドンだけが映像にも映らず、情報も入らず、安否不明のまま。
これまでも、みんな、どんなにひどい事故でも、大怪我をしても命だけは無事だったじゃない・・・だから今回も大丈夫なはず・・・そんな不確実な思いだけを頼りに祈るだけ。身勝手ですよね。大事故が起きた時に命の保障なんてどこにもないのに。今まで大丈夫だったから今回も大丈夫なんて保障はどこにもないのに。
レースは中断のまま、ダンに関しては病院に搬送されたとの情報しかなく、時間だけがどんどんと経っていき、30分が過ぎ、1時間が過ぎ・・・。
もうモノコックしか残っていないダンのマシンに黄色のシートがかぶせられるのを見た時は最悪の事態も予感したけど、それでも、なんとか無事でいてほしい、そう願ってました。

そして不安の中、中断から2時間近く経った頃、ドライバーや関係者を集めて短いブリーフィングが行われたとの情報があったのですが、そこから出てきたドライバーがみんなもう泣いてるんですよね。何も聞かなくても、それを見て、事態を悟りました。
本当に、モータースポーツを見ていてこれほど悲しい瞬間はないですよね。ファンはみんな、命のリスクを分かって見てはいるけど、頭で分かっているのと、実際に事故が起きたときに感じる気持ちは、また、別だと思います。
その後、公式にも会見で訃報が報じられ、レースはキャンセルとなりました。

この後に行われたダンを追悼しての5周のパレードラップ。走行可能なマシンが3列の隊列を作り、ラスベガスのオーバルコースを5周したのですが、こんなに悲しいパレードラップは見たことがない。そんな景色でした。

放送の中で、松田選手が話してくれたのですが、成田を飛立つ時、毎回、この景色を見るのは最後かもしれないと思いながら窓の外を見ていたこと。そして武藤選手もブログに書いていましたが、レースに出発する前に、部屋をきれいに掃除していたこと。
私たちファンは、ドライバーをリスペクトしながら、それでもレースが好きなんだ、だから何があっても好きでいつづけよう、そう改めて思いました。

F1と違ってインディは大事故が起こりやすいですし、過去の事故を見ても、命の危険性が高い。オーバルコースにはランオフエリアがないため、いくらセーファーウォールが導入されているとはいえ、事故が起こるとスピードが落ちないまま壁に当たってしまうのでやはりシリアスな事故になりやすいと感じます。

いろいろな安全対策がなされるひとつとして考案されていた来年から導入の新しいシャシー。安全性を高めたそのシャシーの開発ドライバーをつとめていたのがダンなんですよね。そのシャシーに切り替わる最後のレースで彼自身が犠牲になってしまったことには涙が止まらないですが、来年のシャシーはダンの名前を取って「DW001」と正式に命名されたそうです。

ダン、どうぞ安らかに。
そしてご家族の方に、一日も早い心の平安を。

posted by Tim at 21:47| Comment(0) | モタスポ | 更新情報をチェックする
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